ロータリーはロンドンのリージェント・ストリートに拠点を置く英国ウォッチブランド。
伝統的なスタイルを継承しつつ、「華美に走らない実質本意のモノ作り」の姿勢は
2014年「女王賞」(国際貿易法人部門)を受賞するなど、一世紀以上にわたり英国内で高く評価されています。
ロータリーは1895年、スイス時計産業の聖地ともいうべきラ・ショー・ド・フォンで
時計師モワーズ・ドレイフュスにより、産声を上げました。1905年にはイギリスへと進出を果たし、大きな成功を収めました。
創立者モワーズの二人の息子、ジョルジュとシルヴァンは1930年代、時計ケースの分野で二つの大きな発明を行います。
ひとつは金メッキ時計の発明であり、もうひとつは金無垢時計のダイキャスト製法の開発でした。
どちらも当時、高嶺の花であった腕時計のすそ野を広げ、また腕時計のデザインの自由度を高めるのに大きく貢献する発明となりました。
「リバーシブル」「ウルトラスリム」シリーズに見られる、反転のための独創的な機構や超薄型ケースには、
こうしたROTARY社のケース製造分野での高い技術力に裏打ちされているのです。
ロンドン万博開催。「世界の工場」
1851
1895
ロータリー社、創立。 モイーズドレイファスがラ・ショー・ド・フォンのスイスの町の彼の工場を開いたのは1895年であった。良い価値、優良商品への需要は、ビジネスが迅速に成長することを保証した。
第二次ボーア戦争勃発
1899 - 1902
1905
イギリスへ進出。 ロータリーの「華美に走らない実質本意のモノ作り」の姿勢はイギリスで特に受け入れられ。成功を納めた。
第一次世界大戦
1914 - 1918
1925
ジョージとシルバイン・ドレイファスは、一族の時計を輸入するために、英国のオフィスを開設。会社は成長し続けて、1925年に彼らは、現在有名なロータリーのロゴ『ウイングド・ホイール』を導入した。 スコットランドの電気技術者・発明家、ジョン・ロジー・ベアードが、史上初めて動く物体をテレビで遠距離放送することに成功。また、世界初の完全電子式カラーテレビ受像管も発明。
1934
革新的なテクノロジーを用いた最初の耐衝撃時計を完成。
エドワード8世、「王冠を賭けた恋」で退位
第二次世界大戦
1936
1939 - 1945
1940
英国陸軍より公式ウォッチサプライヤーの任を命じられる。
1942
ロータリー社として初の自動巻きキャリバーを開発。
技術力が高く評価される。
インド、パキスタンがイギリスから独立
1948
1956
『適正価格での精度と卓越性』-当時、
幅広く頒布されたロータリーの時計パンフレット
1958
創立60周年を記念して何をなすべきか
-当時の業界誌に掲載されたロータリー社経営会議の様子。
アフリカ諸国がイギリスから独立
1960
1973
最新の電子発振機テクノロジーを採用し、
初のクオーツウォッチを発売。
イギリスは、ECへと加盟
1976
ニキ・ラウダも参加していた、
F1「ブリティッシュ・レーシング・モータース」の
スポンサーとなる。
1978
様々なスポーツイベントをスポンサーしていることを伝える
フライヤー。
サッチャー、初の女性首相として就任
1979
2000
ヘッドオフィスを、NYのフィフスアベニューにあたる
ロンドンのリージェント・ストリートに移転。
2001
スイス事務所をヌーシャテルに移転。
2002
ロータリーの取扱国が35カ国となる。
同時に、「英国ジュエリーアワード2002」サプライヤー賞を受賞。
2006
ラウンドケースのリバーシブル機構でパテントを取得。
2014
法人のための女王賞:国際貿易部門
(The Queen’s Award For Enterprise:International trade)を受賞。
2015
プレミアリーグ、チェルシーFCとのスポンサー契約。